資料に数字があるかどうかだけでなく、その数字や記述が何を表すのかを確かめます。利用記録と満足度は同じ対象ではありません。ここでは実在の調査や数値を使わず、主張を限定する作業を説明します。

完全に架空の資料

練習用の記録には、ある学習室で予約が行われたことだけが示されています。学生の草稿は「予約があるので、利用者はサービスに満足している」と述べます。しかし、予約の記録には満足についての質問や回答はありません。学習室も記録も架空です。

対応表の記入例

主張:利用者が満足している。必要な情報:満足という対象について適切に得られた根拠。現在の資料:予約が行われた記録。ずれ:予約行動から気持ちや評価を推測している。決定:満足を示すという表現を削除し、確認できる予約の事実に限定する。利用した理由も勝手に補いません。

範囲を限定した修正文

修正例は「この練習記録は予約が行われたことを示すが、利用者の満足度は示していない」です。実際の資料を使う場合は対象期間、記録の単位、何を一件と数えるかを確認します。同じ人の複数予約を人数と同じものとして扱わないでください。この例では数値を設定していません。

別の資料が見つかったとき

満足に関する資料が見つかっても、同じ集団や期間を扱っているとは限りません。質問の意味、回答者の範囲、未回答者の扱いを読みます。題名に満足という言葉があるだけでは根拠になりません。読んでいない本文の方法や結果を補って書かないでください。

自分の解釈をどう残すか

予約の存在は研究の出発点になり得ますが、満足や品質を確定する結果とは区別します。なぜ予約が行われたかを調べたいなら、新しい問いとして示します。必要性、選択肢の少なさ、満足などの説明を、観察した事実として並べないようにします。

最終記録

予約の記述を維持、満足の断定を撤回、予約理由を未確認として残すという三つの決定です。資料名、実際に読んだ版、確認した対象を自分のメモに残し、指定形式で帰属を示します。架空例に実在らしい著者やページを作りません。対応表の完成は、調査の実施や評価結果を保証するものではありません。

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